小川哲 / かたちたち
2022年1月22日(日)から2月7日(月)まで、東京・二子玉川のアルフレックス玉川で開催。
小川さんは、イラストレーターで、水彩インクを用いて、シンプルなかたちやパターンの要素をとりいれたリズミカルな作画で活動されています。
今回の展示は、家具ブランドのアルフレックスさんが企画するアートとインテリアの心地良い関係を提案する「LIFE with ART project」として、都立大学のnoieさんキュレーションのもと開催。イタリアのモダンファニチャーの中に溶け込む小川さんの「かたちたち」
ご本人より、「幾何学形を手がかりに、花や草木、手をのばして触れられる世界の相を絵にしました。」とあるように、同じような形が配列され、そこに色が加わることによって、規則的なものに少しずれが出ているのが面白いと仰っていました。
左「みのなるかたちはよいかたち」 / 右「はなのかたちはよいかたち RED」
左「botany(beekeeping)」/ 右 「botany(riverbeach)」
「はっぱのかたちはよいかたち」
左 「りんごのかたちはよいかたち S」 / 右「りんごのかたちはよいかたち M」
左「ちょうのかたちはよいかたち」/ 右 「birds」
間近でじっくり観察してみると、小川さんの絵を描く技法がわかります。
同じ紙に描いていると思った方は驚かれるかもしれません。また、水彩インクということもあって、水による滲みも出てそのグラデーションや思いがけない新しい模様がかたちの中で広がっているのです。
鳥のモチーフを使う事が多いようですが、今回は積み木の立体作品もありました。
小川さんの絵が額から、飛び出してきたような感覚になります。
arflexのモダンファニチャーのデザイン哲学にもどこか近いものを感じて、シンプルな中にも繊細な美しさが込められている気がします。こういう世の中でも、部屋の中はどこか明るくしたいな、明るくなるなぁという気持ちにさせてくれる展示でした。
----展示について----
「かたちたち」
2022.1.22 Sat −2.7 Sat
11:00 - 19:00
不定休
アルフレックス玉川
〒158-0094 東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズS.C.テラスマーケット2F Curated by noie.cc
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小川 哲
instagram:https://www.instagram.com/ogsatoshi/
アルフレックス玉川
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作家紹介文
2022年1月22日土曜日より、アルフレックス 玉川にて「かたちたち」という展示をおこないます。最寄駅は、東急田園都市線・大井町線の二子玉川駅、二子玉川蔦屋家電内2階となります。
幾何学形を手がかりに、花や草木、手をのばして触れられる世界の相を絵にしました。
会場が広いこともあり、大きい作品も多めとなっています。また、東京では初おひろめとなるつみきを使ったオブジェも展示予定です。
みなさまにご覧いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
arflex インフォメーションより
アートとインテリアの心地良い関係を提案する企画「LIFE with ART project」。
このたびアルフレックス玉川では、イラストレーター小川哲(おがわさとし)の作品展を開催します。
見つめていると自然と暖かな気持ちになり、こわばっていた心がふっとほどけていく。小川氏の作品にはそんな魅力があります。それはまるで水彩絵の具が紙の上でゆっくりと滲みながら広がっていくような、そんな感覚とよく似ています。
インテリアにもマッチし、2020年名古屋での展示でも大変好評を得た同氏の作品。外からの光がたっぷりと差し込むアルフレックス玉川の店内に飾られた作品たちと、穏やかなひとときをお過ごしください。
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まちたち くさたち かたちたち
とりたち くもたち うごきたち
きもちたち いきものたち
はなたち みたち かたちたち
おとたち いろたち においたち
あちらこちらの かたちたち
自分の眼の前のしっかりとした対象。
そこから感じるしっかりとした気持ち。
力をゆるめ、あかるく素直に、のびのびと。
絵もまたそういう仕事をするように。
そんなことに意識をおいて制作しました。
小川 哲
9月28日水曜日。東京都近代美術館にて開催されているゲルハルト・リヒター展へ行った。 今週末10月2日(日)が展示最終日ということもあって、混雑していた。 1時間毎の整理券で入場人数を制限していて、美術館には14:00頃着いたけど、15:00-16:00の整理券を配り始めて...
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